大阪で地域色豊かなATMが登場
大阪府のファミリーマートを利用している方々に朗報です。株式会社イーネットが、府内のATMで新たにご当地言葉の音声挨拶を導入するサービスを7月7日から開始しました。この取り組みは、地域に密着したサービスを提供することを目的としており、利用者に親しみやすさを提供することを意図しています。
どのようなサービスなのか?
この新しい音声サービスでは、ATMにカードを挿入する際に「いらっしゃいませ」、そして取引が終了した際には「ありがとうございました、またお越しください」というメッセージを、各地域の方言でお届けします。これは、訪れる人々に温かみを感じてもらい、地元に根ざしたサービスを実現するための工夫と言えるでしょう。
実際に挨拶は、以下のように地域ごとに異なります:
- - 摂津エリア(豊中市、茨木市、吹田市、高槻市など)
- いらっしゃいませ: 「いつもお世話んなってます」
- ありがとうございました: 「ありがとうございます、お気をつけて」
- いらっしゃいませ: 「まいど、いつもお世話んなってます」
- ありがとうございました: 「おおきに、ありがとうございました」
- - 河内エリア(東大阪市、枚方市、八尾市、羽曳野市、松原市など)
- いらっしゃいませ: 「まいど、お世話んなってます」
- ありがとうございました: 「おおきに、またお願いします」
- いらっしゃいませ: 「まいど、お世話んなります」
- ありがとうございました: 「おおきに、またお願いしときます」
※北・中河内エリアと南河内エリアでは、同じ言葉を使用していますが、異なる地域出身の方々が音声を担当しています。
ATMの設置状況
イーネットは2025年5月末現在、府内に1,067台のATMを設置しています。その位置には、931台のファミリーマートをはじめ、ライフ72台、デイリーヤマザキ26台、イズミヤ10台など様々な店舗が含まれています。これにより、多くの人々にこの新しいサービスを体験してもらえるでしょう。
全国への展開
株式会社イーネットは、2012年から沖縄県においてこのご当地言葉対応ATMの展開を開始し、今回の大阪府が20府県目となります。他にも、宮崎県や高知県、石川県など、全国各地でご当地言葉を用いたATMが設置されています。このような取り組みは、地域の良さを再発見し、観光客にもアピールできる仕掛けとなっているでしょう。
この新たなサービスは、単なるATMの利用を超えて、地域の文化や言葉に触れる機会を提供します。今後もこのようなイニシアティブが広がり、より多くの地域で展開されることを期待したいですね。
詳しい情報は、イーネットの公式ホームページでも確認可能です。ぜひ、地元の方言挨拶に出会ってみてください!