ソニックガーデン業務提携
2025-12-10 11:32:33

IT企業ソニックガーデン、ミシマ社との業務提携で新たな出版事業始動

IT企業ソニックガーデンとミシマ社、業務提携で新たな出版事業開始



2025年12月10日、株式会社ソニックガーデン(東京都世田谷区、代表取締役社長:倉貫義人)は、「一冊入魂」の理念を持つ株式会社ミシマ社(東京都目黒区、代表取締役:三島邦弘)と業務提携を締結しました。この提携により、ソニックガーデンは出版事業である「倉貫書房」を本格的に始動し、両社は思想的共鳴を基にした新たな出版活動を展開します。

仕事を技芸として捉える新たな挑戦



ソニックガーデンの創業者である倉貫社長は、「仕事を技芸として捉える」という新たな思想を提唱しています。この思想は、多くの人が「仕事」を単なる「労働」と捉えている現代社会に於いて、創造性を求める仕事の価値観を見直すものであり、また上達する喜びや没頭する楽しさを見出すことを目的としています。

「技芸」という概念は、技術と芸術の間に位置し、型を学び、修練を重ね、そこに喜びを見出すことを意味します。この「仕事を技芸とする文化」が広がることで、一人ひとりの仕事が楽しさを持ち、働く人々の人生が豊かになると考えています。倉貫社長は、こうした新しい文化が社会全体を明るくし、結果的に生産性をも向上させていくと信じています。

文化としての思想の普及



倉貫書房は、思想を物体として届ける方法として「紙の本」への信頼も寄せています。電子書籍やデジタルコンテンツが主流となる中で、物理的存在としての「紙の本」が集中力を高め、思考を促す効果を持つとされています。こうした観点から、倉貫書房はこの文化を定着させるために、ミシマ社との提携に踏み切った制度的重みを感じているのです。

ミシマ社は、「一冊入魂」の理念のもと、執拗に一冊一冊を丁寧に作り上げてきました。加えて、書店と対等なパートナーシップを築き、読者に直接手渡すという工程を重視しています。この両社が結集することで、出版業界における新たな流通モデルを導入し、よりクリエイティブで充実した社会を目指します。

提携による具体的な目標



この業務提携のもと、今後倉貫書房は次の目標を掲げています。

1. 思想を広めるための本づくり
ミシマ社の豊富な編集・制作・営業の知見と共に、「仕事技芸論」を広めるための書籍を刊行します。

2. 流通システムの改革
書店を対等なパートナーとして扱い、適切な利益分配を考慮した新しい流通モデル(返本なし・掛け率50%)を実践し、業界全体のビジネスモデルを変革していきます。

3. 第一弾書籍の発刊
提携の成果として、2026年2月5日には『新米マネージャー、最悪な未来を変える』という書籍が刊行されます。著者は長瀬光弘氏、デザインは鈴木成一デザイン室が担当します。この書籍の発刊により、倉貫書房は更なる一歩を踏み出します。

代表からのメッセージ



倉貫社長は「仕事を技芸とする思想を広めることが私のライフワークです」と語り、今回の提携を自らの信念に基づく重要な活動の一歩として位置づけました。一方、ミシマ社の三島社長も、「倉貫さんの思想が私たちの理念と一致した」とし、共に新しい挑戦に立ち向かうことを意義深いと伝えています。

この両社の新たな取り組みによって、出版業界に新風を吹き込み、社会全体にクリエイティブな影響を与えることを目指します。今後の展開に、ぜひご期待ください。


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