コレシアター05ライブレポート
2024-12-25 14:39:06

コレサワ、圧巻のライブ《コレシアター05》で新たな物語を語る

コレサワ、圧巻のライブ《コレシアター05》が東京で開催



2024年の冬、シンガーソングライターとして急速に知名度を上げているコレサワが全国ツアー《コレサワ ワンマンショー 2024 コレシアター05》を開催し、東京・愛知・大阪・北海道を巡った。特に12月19日に昭和女子大学人見記念講堂で行われた追加公演は、まさに視覚と音楽の融合を体験できる特別な時間となった。

《コレシアター》の魅力



2014年に始まった《コレシアター》は、映像演出を重視した映画のようなショー形式が特徴。今回、約6年ぶりの開催で、コレサワの多彩な成長を感じさせる内容となった。250人規模のライブハウスからスタートし、彼女は数々のヒットタイアップを手がけた結果、全公演がソールドアウト。そんな中、コレサワの独自の世界観は、ますます進化を続けている。

ストーリーの核心



今回のライブの中心には、コレサワが描くキャラクター“れ子ちゃん”の物語があり、観客はストーリーに引き込まれていく。開演のブザーが鳴ると、映画のような注意事項が流れ、ウチボリシンペによる描き下ろしアニメーションがスクリーンに映し出された。穴の空いたれ子ちゃんは、周囲から心無い言葉を投げつけられ、そこから自らの旅に出るという設定だ。

「君も一緒に来る?」というナレーションから始まる「シュシュ」で、コレサワはうさぎのぬいぐるみを背負い、観客と共に旅のスタートを切る。彼女のパフォーマンスは、れ子ちゃんの旅と歌詞がリンクし、感情を高める場面の連続であった。

感情の高まり



れ子ちゃんの旅の最初の発見は“愛”。コレサワは「私についてくる準備できてる?」と客席に問いかけ、「あたしが死んでも」など愛をテーマにした楽曲を次々と披露。観客との一体感を生む絶妙な煽りで、ライブは盛り上がりを見せる。SNSで熱狂的な支持を得ている「元彼女のみなさまへ」では、カラオケ仕様の歌詞映像が流れ、会場全体が大合唱に包まれた。

さらにコレサワは自身の“彼氏”を呼び込み、自らの気持ちを伝えつつ、「浮気したらあかんで」と歌い上げ、観客の心をつかんだ。しかし、嫉妬深いコレサワと犬くんの間に起こる動きは、ただのコメディに留まらず、心の奥深くに響くストーリーを作り上げていた。

ストーリーのクライマックス



「最終電車」の演出では懐かしさを感じるタクシーのシーンが展開され、映像と音楽が融合した演出は観客の記憶に焼き付いた。れ子ちゃんの成長が描かれつつも、一方で心の傷は癒やされないことも示され、真の深さをもって伝えられた。

コレサワは、感情のこもったアコースティックギターによる「笑えよ乙女」で会場を温め、観客も共に合唱。しかし、コレサワが耳を塞ぎ逃げ出す場面では、れ子も涙を流し、ストーリーの複雑な感情が強調された。

物語が続く中、れ子ちゃんが持っていたぬいぐるみが動き、「かなしいことがあったの?」と寄り添う心温まる演出が展開された。コレサワが衣装を変えて「憂鬱も愛して」を歌い、幻想的な映像が観客を惹きつける。

エンディングに向けて



ライブのクライマックスで「Moon」を披露し、観客はその美しいメロディに浸る。その後、クリスマスソング「お願いサンタクロース」が流れると、客席は赤と緑のペンライトで彩られ、コレサワも「今年もいい年だった」と感想を述べた。

エンディングでは、コレサワが笑顔で「プレゼントの箱には猫のぬいぐるみが入っていた」と報告し、感謝の気持ちで一杯だった。

最後のパフォーマンス「♡人生♡」では、全体が幸福に包まれる中、コレサワは観客の前での感謝の言葉を述べ、感動のフィナーレを迎えた。「この穴は塞がりませんが、どんな私も素敵だと思えるようになったのは皆のおかげ」と伝えた言葉が、会場に響き渡った。

コレサワは新たなアルバムの発売を発表し、来年のツアーへの期待を高め、感動の幕が閉じることとなった。彼女の音楽には、ファンの人生にも影響を与える力が確かに存在していた。


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