尾形純の新作展「花蝶山水」が2025年1月より開催！色彩の錬金術に迫る

尾形純の新作展「花蝶山水」

2025年1月5日（日）、ORIE ART GALLERYにて、画家の尾形純による新作展「花蝶山水」が幕を開けます。尾形は古美の日本の色を蘇らせ、アナログな表現を通じて、独自の色彩世界を深めるアーティストです。デジタル技術が広まる現代において、あえて伝統的な技法にこだわる姿勢が、多くの人々の関心を呼んでいます。

展覧会の見どころ

この展覧会では、尾形が体現する「色とはパレットで混じりあうだけではない」という独自の色彩哲学が表現されます。特に注目すべきは、以下の4つのテーマです。

1. 「網膜で混じりあう色彩」

西洋の伝統技法と尾形独自の視点が交わることで、作品に生まれる色彩の深み。その手法は、レンブラントに影響を受けた油画技術に基づき、絵具を重ねることにより、光を取り込むようにして色が生き生きと展開します。まるで印象派のように、複雑に絡み合う色彩が見る者を引き込みます。

2. 「日本の伝統色」

茶道や日本庭園から得たインスピレーションに基づく作品群では、古の日本人が称賛した繊細な色相が数多く登場します。「映える色」だけでなく、枯れた花々や生き生きした竹、苔を思わせる色合いを再現。古美の技巧を駆使し、映し出す季節感や時間の流れを感じさせる作品が名を馳せます。

3. 修復家の技術

尾形は別の顔として絵画修復家でもあり、その高い技術により、自身の作品を創作する際にもその経験を活かしています。特に、水墨画ではヴィンテージな古和紙を使用し、アクリルと墨を組み合わせた独特の技法を駆使。素材の魅力を最大限に引き出し、新たな表現へと繋げています。

4. 歴史と向き合う実績

尾形はこれまでに、国内外のギャラリーや美術館で数多くの展覧会を順次開催しています。近年には、病院やホテルといった公共空間におけるアート制作にも追求し、特に戦争をテーマにした展覧会でのメッセージは、深く心を打つものがありました。

展覧会概要

- 展覧会名: 尾形純展覧会「花蝶山水」
- 会期: 2025年1月5日（月）〜 1月16日（金）
- 会場: ORIE ART GALLERY
- 出品作品: 油彩・アクリル・墨など、多彩な材料が用いられた新旧作品
- 内覧会: プレス向け内覧会に参加希望がある場合、事前にご連絡をお願いします。

画家プロフィール

尾形純は、幼き頃から修復家であった祖父の影響を受けて、アートの道を歩み始めました。東京藝術大学院を修了後、ニューヨークでの研修を経験し、絵画技法と修復の専門性を高めました。現在は国内外の展覧会で自らの作品を発表しつつ、パブリックアートの制作にも力を注いでいます。

ぜひ「花蝶山水」で、尾形純の魅力的な色彩の世界を体感してください。