安斎勇樹著『冒険する組織のつくりかた』が受賞
株式会社MIMIGURIの代表取締役Co-CEO安斎勇樹の著書『冒険する組織のつくりかた「軍事的世界観」を抜け出す5つの思考法』が、ビジネス書における権威あるアワード「読者が選ぶビジネス書グランプリ2026」マネジメント部門で第1位に輝きました。発売から1年で累計5万部を突破したこの書籍は、現代の組織作りにおける重要なテーマとして注目を集めています。
現代に求められる「冒険」の重要性
安斎の著作が多くの支持を得ている理由の一つは、従来の管理と統制による「軍事的マネジメント」から、創造性を重視する「冒険的組織」に焦点を当てている点です。人的資本経営が重視される現在、企業の多くが「組織文化の変革が必要」と感じています。その中で特にミドルマネジメント層への期待が高まっていますが、実際には成果に結びつかないという難しさにも直面しています。
調査結果が示す企業の現状
『日本の人事部 人事白書2025』のデータによると、職場の心理的安全性が高いと感じる企業のうち、業績向上と感じているのは約3割に過ぎません。また、実施されている「1on1ミーティング」の多くは業務進捗確認に留まり、組織文化の向上にはつながっていないのが現状です。このような状況下で安斎の著書は、組織の創造性を引き出す手法を示唆しています。
本書の内容と特色
本書では、安斎が学習論や認知科学を基にした視点から、自然な「遊び」や「葛藤」を取り入れた組織作りの方法論を紹介しています。今までの管理に偏ったアプローチから脱却し、現場のマネジャーたちの多くが抱える課題に対する具体的な解決策を提案。発売1年で5万部を超えた背景には、実際にプレッシャーを感じながら現場で奮闘するマネジャーの支持があります。今回の受賞で、その価値と重要性が改めて認識されることとなりました。
受賞の意義と社会へのメッセージ
「読者が選ぶビジネス書グランプリ」は、ビジネスパーソンたちが選んだ最も有意義な本を表彰する場です。これを通じて、安斎は多くの人々が組織を改善したいとの思いを持っていることを実感しました。彼は、今回の受賞を新たなスタートとして、より多くの組織が「冒険」の文化を取り入れることができるよう、研究と実践を進めていくと語っています。
今後の展望と取り組み
MIMIGURIでは人と組織の可能性を活かすという使命に基づき、本書の理論を実践する企業向け組織変革コンサルティングなど、新たな取り組みを推進します。また、研究と実践の知を共有するためのメディア「CULTIBASE」では、複雑な組織課題を解決するための情報を発信していきます。加えて、リーダー向けのワークショップやイベントも企画し、実践的な学びの場を提供することで、「冒険」を実現できる社会の実現を目指します。具体的には、中長期的なプロセスに基づく組織開発に注力し、参加者が実際に体験しながら成長する機会を設けていきます。これにより、現代の労働環境に必要な変革を実現するため、積極的にアプローチを行います。
著者プロフィール
安斎勇樹は、東京大学大学院で学際情報学を修めた研究者であり、MIMIGURIの代表として組織の創造性を促進する活動を行っています。彼の著書には『問いのデザイン』や『問いかけの作法』もあり、探求心をもとに新しい組織論を追求しています。
公式ウェブサイトや書籍特設サイトでは、さらなる情報が公開されています。
書籍情報
- - タイトル: 冒険する組織のつくりかた「軍事的世界観」を抜け出す5つの思考法
- - 発売日: 2025年1月24日(金)
- - 著者: 安斎勇樹
- - 仕様: A5判・448ページ・定価2400円(税別)
- - ISBN: 978-4-7993-3117-0
興味を持たれた方は、是非お手に取ってみてはいかがでしょうか。