韓国演技派女優たちが舞台で魅せる『楽屋』、日本初公演の全貌

演劇『楽屋』〜流れ去るものはやがてなつかしき〜

2025年6月24日から29日まで、東京の博品館劇場で韓国の演技派女優たちによる演劇『楽屋』が上演されます。この作品は、日本の現代演劇の巨匠、清水邦夫が手がけた名作で、1977年の初演以降、日本国内での上演回数がトップを誇ります。作品のテーマは、舞台に立ちたいという情熱や、人生の悔いを持った役者たちの姿を描いています。この感動的な物語は、日本のみならず、世界の舞台でもしばしば取り上げられ、感銘を与えています。

『楽屋』は、アントン・チェーホフの名作「かもめ」を上演している劇場の楽屋を舞台にしています。4人の異なる時代を生きてきた役者たちは、古典名作を演じながらそれぞれの生き方や情熱について語り合います。彼女たちの長い待機時間は、観客にも共感を呼び起こすことでしょう。

2023年には韓国での再演が話題となり、その成功を受けて今回の日本公演が実現しました。特に注目なのは、キャストに名を連ねるのは韓国の映画やドラマで活躍している演技派女優たちです。

キャストには『冬のソナタ』のソン・オクスクや、『追撃者』で名を馳せたソ・ヨンヒ、さらに『応答せよ』シリーズのイ・イルファ、アイドルグループ「T-ARA」としても知られるハム・ウンジョン、そして舞台でも評価を受けているキム・ジュヨンが出演します。ハム・ウンジョンとキム・ジュヨンはダブルキャストとして、役を交替しながら観客を魅了することでしょう。

公演詳細

- 公演日程: 2025年6月24日(火)〜6月29日(日)
- 会場: 博品館劇場 (東京都中央区銀座8丁目8−11)
- チケット代:

- 特典付きSS席: 13,500円
- SS席: 11,500円
- S席: 7,500円
- A席: 5,500円

特典付きSS席では、終演後に出演キャストとのチェキ撮影やサイン入りポスターがプレゼントされます。チケットのオフィシャル先行は、3月15日からスタートし、その後一般販売が4月12日に実施されます。

今回の日本公演で、演劇を通じて多くの観客に感動と共感を与えることが期待されます。特に、清水邦夫の作品が持つ独自の視点を韓国人キャストがどのように表現するか、多くの人々の注目が集まっています。公式サイトや各プレイガイドで詳細を確認し、ぜひこの機会に素晴らしい舞台をご覧ください。

あらすじ

『楽屋』では、ある劇場の楽屋を舞台にしています。舞台上では「かもめ」が演じられ、楽屋では女優たちが各々の役を準備しています。女優AとBはニーナ役を練習するCに嫉妬し、自分たちが本来演じたかった古典作品について語る時間を持ちます。女優Dがその場に現れると、彼女は精神的に病んでいた過去を持ち、その役が自分のものであると信じています。女優Cが戻ると、Dの言葉に当惑し、2人の関係は思わぬ方向へ向かうことになるのです。

清水邦夫の描くこの物語は、演じることの意味、役者としての悩み、新しい役を得ることへの情熱、それらすべてが交錯した複雑なドラマです。観客は、彼女たちの内面的な葛藤を目の当たりにし、強い情動に触れることができるでしょう。

公演の詳細は公式ホームページやSNSで随時更新されますので、お見逃しなく。