神楽とオーケストラが織りなす舞台「神平楽」が関西万博に登場

神楽とオーケストラの新たな融合「神平楽（カペラ）」

2025年5月26日、関西万博にて新たな舞台「神平楽（カペラ）」が上演されることになりました。この舞台は、日本の伝統文化である神楽と西洋のオーケストラが融合した作品で、日本文化伝統産業近代化促進協議会（J-ART）によって制作されました。今回の試みは、古くから存在する日本の神話や伝承に基づく物語を、新しいアプローチで表現することを目的としています。

日本の神話をテーマにした「舞台SAIVIOUR」

「舞台SAIVIOUR」は、2000年の韓国での初公演以来、世界7ヵ国で上演され続けてきました。この作品は、古事記や日本書紀などの古代文献に含まれる日本の神話を基に、地球創生や仏教の理想社会「弥勒の世」の描写をテーマにしています。舞台では神楽の伝統的な音楽と西洋のオーケストラが融合し、視覚や聴覚を通じて観客を魅了します。

さらに、この舞台は日本の伝統芸能である神楽に現代技術を加え、アニメーションや最先端の音楽と共に表現されます。その結果、古典的な物語が現代の観客にとって親しみやすく、感情的な体験へと変わります。

五感で楽しむ神話の世界

関西万博での「神平楽」は、五感で楽しめる体験を提供します。音楽や舞、映像が一体になったこの舞台は、観客に深い感動を与えることを目指しています。参加者にとって、言語を超えたコミュニケーションが体験できることで、新たな日本文化の理解が促進されます。外国からの観客には、英語の字幕も用意されるため、物語も楽しめる配慮がなされています。

また、関西万博・シャインハットでは、J-ART代表理事の表博耀氏が能登震災の復興をテーマにデザインした「縫い合わせ胴服」の展示も行われます。和太鼓の演奏も予定されており、観客は日本文化を多角的に体験する機会が得られます。

表博耀氏のメッセージ

この舞台の演出を手掛け、主演を務める表博耀氏は次のように語っています。「『神楽舞台SAIVIOUR』は、国生みから未来弥勒世の創生までを描く新しい神話のステージです。日本から発信する世界平和や、地球生命の再生に向けたメッセージを込めています。万博という場で、世界中の方々に観ていただきたいと思っています。」

概要

- 日時: 2025年5月26日（月）17:30開場、18:30開演
- 場所: 関西万博シャインハット

J-ARTについて

一般社団法人J-ARTは、日本の伝統文化と現代技術の融合を目指し、新しい日本文化の創造に努めています。これからも、日本の伝統や精神性を世界に伝え続けていくことでしょう。

所在地: 大阪府東大阪市五条町8番36号
公式サイト: http://neo-japanesque.net/

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