栗山英樹氏推薦!『ガルシアへの手紙』が重版決定
株式会社KADOKAWAは自己啓発の古典、名著『ガルシアへの手紙』の重版を発表しました。特に注目すべきは、侍ジャパンの元監督・栗山英樹氏がこの作品に寄せた推薦文です。オビには「生き様に迷ったとき 必ず道標になります」との言葉が印刷され、栗山氏がこの本を選手たちに贈る理由が込められています。
『ガルシアへの手紙』の背景
この本は、エルバート・ハバードとアンドリュー・S・ローワンによって書かれ、100年以上にわたって多くの読者に愛されています。物語は、米西戦争の最中、マッキンレー大統領がキューバのリーダー・ガルシアに宛てた手紙を、居場所のわからないローワンが届けるという実話に基づいています。ローワンはボートで向かい、4週間後に無事手紙を届けたという英雄的な行動が描かれています。
このような内容から、『ガルシアへの手紙』は自主性や行動力の重要性を強調する作品として知られています。栗山氏の推薦はこのメッセージの強さを裏付けており、特にアスリートたちには大いに励まされることでしょう。
著者と訳者のプロフィール
エルバート・ハバード
1856年に生まれたアメリカの作家で、思想家、教育者、講演家でもあります。彼は「ロイクロフターズ」を創設し、雑誌「ペリシテ人」や「時代」の編集にも携わりました。ハバードは、富や成功に関する短い文章で多くの人々に影響を与え、現在もその思想は多くの読者に受け入れられています。しかし、彼はイギリスの客船・ルシタニア号がドイツの潜水艦に撃沈された際に亡くなりました。
アンドリュー・S・ローワン
1857年に生まれたアメリカの軍人であり、米西戦争の際にローワンはその行動により英雄視されました。「ガルシアへの手紙」を通じて彼の勇気が広まり、後にその手記も執筆しています。
三浦広
本書の訳者である三浦広は、若い頃に原作を読みその魅力にはまり、自ら翻訳することを決意しました。彼はハバードの教えに深く共感し、その思想を広めることに情熱を注いでいます。
作品の意義
『ガルシアへの手紙』は、ただの自己啓発書ではありません。その中には、過去の偉人たちが直面した困難や試練が描かれており、それに対する人間の挑戦がギュッと詰まっています。栗山氏のコメントから感じられるように、この本は「道標」となる情報や教訓を与えてくれる存在です。おそらく、この時代においてもそのメッセージは多くの人に響くことでしょう。
ぜひ、今回の重版を機に手に取ってみてはいかがでしょうか。定価880円で購入可能です。新たな発見や感動が待っているかもしれません。