大ヒットミュージカル『インサイド・ウィリアム』が日本に上陸
2025年3月、三越劇場にて韓国で大人気のミュージカル『インサイド・ウィリアム』の日本初上演が行われます。シェイクスピアの作品を元にしたこのミュージカルは、笑いや奇想天外な展開を通じて現代の価値観を反映させています。2021年と2023年に韓国・テハンノで上演され、大好評を博したこの作品がついに日本の舞台で展開されることが決まりました。
物語の概要
物語は、ウィリアム・シェイクスピアが「名作を書くためのマニュアル」に従いながら、父の復讐を果たした王子「ハムレット」や、愛を貫くために苦闘する「ロミオとジュリエット」の物語を執筆するところから始まります。シェイクスピアが創作に没頭しているとき、突然の爆風で彼の原稿が飛ばされ、物語のキャラクターたちが実体化します。彼は断片が混ざり合った作品を元に戻しながら、そのキャラクターたちがそれぞれ望む結末を見つけ出す旅に出ます。
キャストの豪華指揮
日本版の演出を手掛けるのは、西森英行氏。その技術が光るのは、四月大歌舞伎『無筆の出世』や、ミュージカル『憂国のモリアーティ』など、さまざまな作品に携わってきた実績に裏打ちされたものです。シェイクスピア役には平野良と鍵本輝、ロミオ役には橋本祥平と野嵜豊、ジュリエットには岩田陽葵、舞羽美海、吉宮瑠織がそれぞれ挑む予定です。ハムレット役は宮島優心、大澤駿弥、磯野亨の3名がダブル、トリプルキャストで出演します。
この作品では全18回の公演が予定され、それぞれのキャストの組み合わせが異なり、観るたびに新鮮な体験ができるでしょう。全員が持つ個々のスタイルやアプローチによって、毎回違った色合いの舞台が展開されることが楽しみなポイントです。
スタッフの方々
音楽の完成度も見逃せません。全曲が生演奏され、豪華な音楽がこの舞台を彩ります。ミュージカルは、シェイクスピアというテーマに基づきながら、現代にいたるまで人々に長く愛されてきた文学のエッセンスを含んでいます。
韓国オリジナルスタッフは、作・作詞を手掛けたキム・ハンソル、作曲のキム・チヨンのチームです。日本側では、翻訳家・安田佑子が日本語台本を書き下ろし、西森英行が演出を担当します。音楽監督には宮崎誠が名を連ねています。
開幕に寄せてのコメント
キャストそれぞれが舞台への熱意を語っています。シェイクスピア役の平野良さんは「役者として刺激的な演目」とし、観客に温かいメッセージが届くことを願っています。鍵本輝さんも「シェイクスピアの情熱と葛藤を表現したい」とコメント。その他のキャストたちもそれぞれの境遇を経て、観客との一期一会の瞬間を大切にしたいと語っています。
公演概要
公演日程は2025年3月13日から3月23日の期間、全18回。チケットは全席指定で、料金は¥11,550。公式ホームページやSNSでも今後詳細な情報が発表される予定です。
この特別なミュージカル『インサイド・ウィリアム』、ぜひ劇場でその目で確かめてください!