アカウンタンツマガジン79号特集:茂木哲也氏の足跡
2025年7月、日本公認会計士協会の会長を退任した茂木哲也氏。株式会社クリーク・アンド・リバー社の子会社であるジャスネットコミュニケーションズが発行する『アカウンタンツマガジン』79号では、彼の人生と業績を掘り下げた特集が組まれています。
茂木氏は、東京の東日暮里で町工場を営む家庭に生まれ育ちました。慶応義塾大学経済学部での学びを経て、簿記の魅力に取り憑かれ、公認会計士を目指す道へ進みました。彼のキャリアは、太田昭和監査法人(現在のEY新日本有限責任監査法人)でのスタートから始まり、メガバンクの監査チームでの経験を経て、金融商品に関する解説書を共著で出版するまでに成長しました。
数々の海外出張を通じて、国際的な視野も広げた茂木氏は、1999年から日本公認会計士協会の会計制度委員会に参加。金融商品会計基準に基づく実務指針の策定に携わり、その後も協会活動に尽力しました。2013年には理事に就任し、2015年には東芝の不正会計事件が発生。出身の監査法人が金融庁から業務改善命令を受けた際、急遽法人に戻って強いリーダーシップで組織を立て直す役割を果たしました。
2019年に運営が安定した後、茂木氏は日本公認会計士協会に戻り、2022年に会長に就任。有意義な任期の中で、「会計というものへの社会の理解を深めるため、教育へのテコ入れをしたい」と力強く語る彼の姿が印象的です。「公認会計士という職業に対する理解が高まれば、若い世代も自信を持って業務に取り組める」との考えを持っています。
今回のインタビューでは、茂木氏の人生の軌跡や、未来の会計士たちへのメッセージが語られます。会計業界において、彼がどのように教育を通じて変革を起こそうとしているのか、ぜひそのビジョンを直接確認してほしいです。
また、本号には上場企業経理部へのインタビューや、監査法人の未来を担うエースたちの紹介、さらには著名な会計学者である八田進二氏からの意見も掲載されています。
このように多様な視点から会計業界を考察する『アカウンタンツマガジン』79号は、会計士や経理・財務関係者、さらにはこれから会計士を目指す学生たちにとっても、見逃せない内容となっています。
読むことで新たな気づきを得られ、自身のキャリアに活かせる内容が詰まっています。アカウンタンツマガジンの公式サイトからも、ぜひ手に取ってみてください。
興味のある方は、こちらから確認できます:
アカウンタンツマガジン公式サイト
今号も定価550円での販売が行われており、会計士や税理士、CFOを目指す方々にぴったりの一冊です。お問い合わせは、ジャスネットコミュニケーションズ株式会社の編集部まで。