一穂ミチの名作『光のとこにいてね』待望の文庫化が決定！

一穂ミチの名作『光のとこにいてね』、文庫化決定！

2025年に西尾市 si
『光のとこにいてね』が、待望の文庫版として登場します。著者の一穂ミチさんは、直木賞候補作に選ばれるなど、その実力が評価されている作家です。本作は、深い愛の物語を描いた作品で、多くの読者を惹きつけてきました。

注目の経緯

本作は2022年に単行本として刊行され、直木賞候補作品、キノベスランキングで2位、本屋大賞で3位を獲得、さらには島清恋愛文学賞を受賞と、数々の栄誉に輝いています。特に一穂ミチの作品は、彼女の描くキャラクターが持つ複雑な感情や人間関係の描写で知られています。

ストーリー概略

『光のとこにいてね』は、切なくも美しい運命を描いた物語です。物語の主人公・結珠と果遠は、うらぶれた団地の片隅で出会う小学2年生です。正反対の環境で育った二人は、同じ孤独を抱えながらも強い絆で結ばれます。しかし、彼らの幸せな時間は突然終わりを迎え、8年後に名門女子校での思いがけない再会を果たします。二人の物語は、過去の影を背負いながらも成長する姿を描いています。

言葉で伝える著者の想い

特に注目されるのは、文庫化に際し、一穂ミチさんから寄せられた直筆コメントです。読者への感謝の気持ちと、物語の背後にあるテーマについて触れられています。自らの作品に対する誇りと、そのメッセージがどのように伝わっていくかが非常に楽しみです。

特製しおりの魅力

さらに、今回の文庫版には初回限定の特典として、漫画家・志村貴子さんによるイラストしおりが挟み込まれます。このしおりには、結珠と果遠の2パターンがあり、どちらか一枚が入手できる仕組みです。特筆すべきは、そのしおりに記載されたQRコードから、一穂ミチさんが書き下ろしたショートストーリーを読むことができる点です。これはファンにとって嬉しい特典となるでしょう。

書誌情報

文庫版『光のとこにいてね』は、2025年9月3日に文春文庫から発売されます。512ページ、定価は税込1,001円。ISBNは978-4-16-792409-6です。

読者は、結珠と果遠の物語に再び触れることで、愛や孤独、運命について深く考える機会を得ることでしょう。話題の作品が再び手に入ることに、多くのファンが胸を躍らせています。発売日は是非、チェックしておきたいですね。