霧島酒造株式会社(宮崎県都城市)は、スターバックス コーヒー ジャパン(以下スターバックス)、都城市、一般社団法人more treesとともに、持続可能な社会の構築に向けた新たな試みに乗り出しました。特に注目を集めているのが、2025年から始まる「みやこんじょ資源循環森林プロジェクト(通称ODEN)」です。このプロジェクトの一環として、都城産のイチイガシを使用したスツール「ODENスツール」の販売が決定し、売上の一部分は都城市の森林作りに寄付されることになりました。
このスツールは、「KIRISHIMA GREENSHIP icoia」にも設置されており、環境に優しい要素を組み込んだデザインが特徴的です。ODENの名称は、「Organic Diversion Enriches Nature」の頭文字を取ったもの。地域の人々に親しんでもらえるよう、都城で有名な「都城おでん」にその名を由来しています。
このプロジェクトでは、霧島酒造とスターバックスが協力し、南九州大学環境園芸学科の教授や学生たちも参加する形で、焼酎かすやコーヒーかすを利用したたい肥作りの実験が行われています。2025年12月には、都城市とmore treesが共同で進めている森林作りへの支援体制が確立され、これらのたい肥を利用することで地域の資源を循環させることができるのです。
ODENスツールの販売は、2026年5月20日から開始。その場だけでなく、遠方にいる人々も参加できる仕組みができることによって、都城の森づくりへの参加機会がさらに広がります。このスツールは、職人によって丁寧に作られており、地域の木材の温もりを感じられるアイテムに仕上がっています。ユーザーが日常で使いながら、自然とつながることができる新しい体験が提供されます。
実は、ODENプロジェクトでは苗木の育成にも力を入れています。昨年12月、地域の参加者とともにイチイガシの種子を植えるワークショップが開催され、大きく成長した苗木が約150本、現在育成されています。2027年春には、これらを都城市の森林に植える計画が進行中で、地域活性化と環境保護の両立を目指しています。
2026年秋には新たに種子を採取し、地域の皆様と共に新しい苗木の育成を行う予定です。このように、ODENプロジェクトは地域社会と密に連携しながら、次世代の森作りや環境意識の向上に寄与することを目指していく所存です。
霧島酒造は1916年に創業され、現在も本格焼酎やクラフトビールの製造・販売を行っており、地域に根ざした事業展開を行っています。今回のプロジェクトもその一環として、地域の特性を活かしながら持続可能な未来を共に築いていく試みと言えるでしょう。
本プロジェクトに興味のある方は、ぜひmore treesの公式サイトを訪れて、詳細をご確認ください。ODENスツールを通じて、現在の活動に参加し、共に地域を支えていきましょう。