小川公代氏が語る『フランケンシュタイン』の魅力
学生たちが新たな一歩を踏み出す際、読書はとても大切なきっかけとなります。そんな学びの瞬間を提供する音声教養メディア「VOOX」で、上智大学の小川公代教授が取り上げたのは、メアリー・シェリーの名作『フランケンシュタイン』です。この作品の魅力を、彼女はどのように語るのでしょうか。
学びの場『あなたに渡す名著』の趣旨
「あなたに渡す名著」は、日本を代表する教育者たちが、自身の学生に贈る一冊を選び、その内容や意義について語る番組です。ここで紹介される本は、万人が知るベストセラーから、耳にすることの少ない隠れた名著まで多岐に渡ります。小川教授はこのシリーズの第22回目のゲストとして、『フランケンシュタイン』の魅力を解説します。
小川公代氏のプロフィール
小川公代教授は、1972年に和歌山県で生まれ、英国ケンブリッジ大学で政治社会学を学びました。そして、グラスゴー大学で英文学の博士号を取得しています。現在上智大学で英文学を教え、専門はイギリス近代小説です。その著作も豊富で、文学の深い知識と視点を持ち、学生たちに多くの知恵を授けています。
『フランケンシュタイン』を選んだ理由
小川教授が『フランケンシュタイン』を選んだのは、この作品が持つ「希望と不安」というテーマが、今、この瞬間を生きる私たちにとって非常に重要だからです。社会に出る前の学生たちが抱く様々な感情、それは期待や不安、自己探求の過程の中での葛藤に通じるものがあります。
教授が語るこの作品には、人間の欲望や倫理についての考察が詰め込まれており、自己の内面を見つめ直すきっかけにもなるでしょう。また、『フランケンシュタイン』は単なるホラー小説に留まらず、科学と道徳、創造と破壊の関係についても考えさせられる重要な文献です。
VOOXでの配信の魅力
VOOXでは、1エピソードが約10分ほどで構成され、全6話シリーズです。これにより、時間のない方でも手軽に学びを得ることができる良さがあります。さらに、シリーズの公開から最初の2週間は無料で視聴できるので、多くの人にとって新たな知恵を得るチャンスになります。
まとめ
上智大学の小川公代教授が紹介する『フランケンシュタイン』は、未来を見据えた若者たちにとって必読の一冊と言えるでしょう。人間の心の根源に迫るこの作品を通じて、学生たちは自らの未来の可能性を広げると同時に、深い読書体験を得ることができるのです。ぜひ、VOOXでその魅力を体感してみてください。